HBR Article:リーダーシップ「昇進するほど難しくなる「自分の貢献」の伝え方」

 上位役職ほど「自分の貢献」を適切に可視化することが不可欠である。チームの功績を尊重しつつ、戦略的判断・規模・見えない調整努力などを具体的に説明することで、信頼を損なわずに自身の影響力を正当に伝えられる。


要約

役職が上がるほど、リーダーは実務から離れ、直接的な成果を示しにくくなる。しかし、貢献を過度に控えめにすると存在意義を疑われ、逆に手柄を強調しすぎるとチームの信頼を失う。重要なのは、他者の成功を尊重しながら自身の戦略的影響力を明確に説明する「中間点」を取ることである。

そのための具体的な方法は以下の通り。

1. 「私たち」を先に、「私」を後に

まずチームや関係者の貢献を称え、そのうえで自分の役割を補足する。これにより、協働を尊重しつつ自身の貢献を自然に示せる。

2. スケール(規模)を数値化する

実務から離れたリーダーの価値は、扱う影響範囲や複雑性で評価される。
予算、ユーザー数、期間などを示すことで、役割の大きさを過度な自己主張なしに伝えられる。

3. 戦略的判断を説明する

単なる結果ではなく、選択肢やトレードオフ、判断理由を語ることで、経営視点での価値を示せる。これによりリーダーとしての思考力を可視化できる。

4. 「見えない仕事」に言及する

部門間調整、関係構築、対立解消などは成果に直結するが見えにくい。
これらの舞台裏の努力を結果と結びつけて説明することが重要。

5. 管理者としての役割を強調する

上位職では、人材育成、文化浸透、ビジョン推進といったマネジメント業務が評価対象となる。
個人の実務ではなく、組織を動かした影響を明確に示すべきである。


まとめ

自分のインパクトを説明することは自己宣伝ではなく、リーダーとしての責務である。
チームへの敬意を前提に、

  • 規模の数値化
  • 戦略判断の説明
  • 見えない調整の可視化
  • 組織運営への貢献
    を示すことで、信頼を保ちながら正当な評価を得ることができる。

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